ロードスターの納車まで残り1ヶ月、私は「新車をいつもピカピカに保ちたい」という思いから、
洗車の基本を徹底的に調べることにしました。
ロードスターRFの納車まであと1ヵ月。
新車で買ったばかりの新しい愛車、「いつもピカピカで最高の状態にしておきたい!」
という思いから、洗車の基本を徹底的に調べることにしました。
ただ車をきれいに保ちたいけれど、実際、初めての車購入や車に縁が無い人からすれば「洗車ってどうやればいいの?」「必要な道具は?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
私も最初、洗車場で高圧洗浄だと思ってお金を入れたらブロワーで恥ずかしい思いをしたなど苦い思い出が笑
そんな洗車初心者のために、この記事では次の3点を分かり易く解説します。
- 洗車の目的と揃えておきたい洗車道具
- 基本の洗車手順
- 洗車のテクニック
この記事では、洗車初心者が失敗しないための基本の手順、揃えておきたい道具、そして愛車を傷つけないためのコツを私の経験を基に解説します!
洗車の目的と準備
○洗車の目的
どうせ乗るなら汚れの目立つ車よりも、ピカピカの車の方が良いですよね!
道路を走ると、砂・泥・排気ガス・虫の死骸・鳥の糞などが車体に付着します。
これらを長時間放置すると、塗装の劣化・サビ・シミにつながるため、定期的な洗車は「見た目を保つ」だけでなく「車を長持ちさせる」重要なメンテナンスになります。
また、洗車中に車体をじっくり観察することで、小さな傷・へこみ・タイヤ異常などを早期発見できるメリットもあります。
洗車は単に汚れを落とすだけでなく、愛車を長持ちさせるための重要なメンテナンスなので、正しい準備と手順で始めましょう!
○洗車に必要な最低限の道具
洗車を始めるにあたって、まずはこの4つを揃えましょう。
ホームセンターやカー用品店、加えてネットなどで大体手に入ります。
・カーシャンプー
カーシャンプーは単なる洗剤ではなく、「汚れを浮かして落としやすくする」、「洗車時の摩擦を減らして塗装を保護する」という2つの大きな目的があります。
中性で泡立ちの良いものを選ぶことで、汚れの分解と摩擦の軽減に役立ちます。
ちなみに中性以外に酸性とアルカリ性、コンパウンド入りといった様々な種類がありますが、これらは特定の汚れを落とすことを目的としているので、何も考えず使用すると塗装を痛めたり傷が付いたりします。
最初は全色車用で中性、かつ泡立ちの良いものを選べば大丈夫です!
・洗車用スポンジ
スポンジといってもウレタンやムートンなど色々な種類がありますが、とりあえずは一般的な手に持つタイプのスポンジが安価で良いかと思います!
またボディ用とホイール用で必ず分けることも忘れずに!
・バケツ
シャンプーを泡立てるためと、スポンジをすすぐための2つ用意するのがオススメです。
バケツが2つ無いと、せっかくシャンプーで浮かした汚れを落とさないまま、再度シャンプーのバケツにスポンジを付けて洗うことになるので、洗車傷の原因にもなります。
私も1つのバケツで洗車していましたが、ある時、洗車が終わったバケツを捨てる際に、底に汚れが沈んでいるのを見て、バケツを2つ用意するようになりました!
・吸水用クロス
こちらも様々な種類のものがありますが、とりあえずマイクロファイバークロスをボディ用、ガラス用、ホイール用の3枚ほど用意しておけば最初は十分だと思います!
私はホームセンターで複数枚セットのものを買いました!
まとめるとこんな感じです!
| 道具 | 説明 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| カーシャンプー | 洗剤の役割+摩擦軽減 | 中性・泡立ちの良いものを選ぶ |
| 洗車用スポンジ | ボディを優しくこする用 | ボディ用/ホイール用は別に用意 |
| バケツ | 泡立て用とすすぎ用の2つ | それぞれ容量が適切なもの |
| 吸水用クロス | 拭き取り用 | マイクロファイバー素材が推奨、用途別に複数枚 |
○洗車に適した環境と時間
洗車の環境は非常に重要です。
直射日光が当たる炎天下での洗車はシャンプーや水がすぐに乾き、頑固な水シミ(ウォータースポット)の原因となるので避けましょう。
曇りの日か、早朝や夕方といった日が当たらない時間帯を選んで洗車を始めましょう!
特に夏は夕方でも車体が熱かったりするので、涼しい早朝がオススメです!
基本の洗車7ステップ
いよいよ実践です。
主に下記の7ステップを守れば、塗装を傷付けにくく、愛車をきれいに洗車することができます。
ステップ1:予備洗浄(予洗い)
洗車で最も大切と言っても過言では無い予洗い。
予洗いとは、ホースや高圧洗浄機を使い、車全体に付着した大きな砂やホコリを水圧で洗い流すことです。
この予洗いをせずに、いきなりスポンジで車体を擦ると、いくらシャンプーがあるとはいえ、砂粒などの汚れで塗装面を傷つけてしまいます。
車を買いたての頃は、軽くバケツで水をかけて直ぐにスポンジといった、予洗いを疎かにした洗車のせいで、多くの洗車傷を付けてしまいました(;´д`)
予洗いの流れは掃除と一緒で、基本は「上から下へ」。
ルーフからホイールまで丁寧に水をかけて、しっかりと汚れを落としましょう!
ステップ2:カーシャンプーの泡立て
バケツに規定量のシャンプーを入れ、勢いよく水を注ぎ入れてたっぷりの泡を作ります。この泡がクッションとなり、洗車時の摩擦を減らし、塗装面へのダメージを防ぎます。
シャワーやジェットを組合わせて、アワアワにしましょう!
ステップ3:シャンプー洗車
泡をたっぷりつけたスポンジを使い、優しくなでるように洗います。
ここでの鉄則は「優しく、1回撫でるだけ」です。
ゴシゴシと力を入れたり、同じ箇所を円を描くように何度も洗うのは、浮かした汚れで車体が傷付くので絶対にNGです。
洗う順番は予洗いと同じく「上から下へ」が基本です。
ルーフ、窓ガラス、ボンネット、側面上部、側面下部と進めましょう!
ステップ4:足回りを洗う
最も汚れのひどいホイール周りは、ボディ面を洗い終えてから専用のスポンジやブラシを使って最後に洗いましょう。ボディ用とホイール用は必ず使い分けてください。
人によっては、足回りの汚れが飛び散るので「足回りを最初に」という方もいますが、ここはお好みで良いかなと思います!
ステップ5:シャンプーの泡を洗い流す
シャンプーの泡が乾いて水シミになる前に、すぐに大量の水で洗い流します。
このときも上から下へと、泡残りのないようにしっかりと流しましょう!
ステップ6:水分を拭き取る
水滴が乾くと水シミになってしまうため、速やかに車体の水分を拭き取ります。
吸水性の高いクロスを使い、サッと拭きあげましょう!
車体が大きい場合は、大きなタオルを使うことで素早く拭き取ることが可能です。
また拭きあげるクロスも使い分けましょう。
ステップ7:隙間を拭き上げる
ドアを開けた内側のステップ部分や、トランクの縁、給油口など、見落としがちな部分にも水が残っています。
ここを拭き上げないと、後で水が垂れてきたり、サビの原因になるため、見落としが無いよう拭き取りましょう!
洗車の重要テクニック
いくら洗車で車をきれいにするといっても、洗車傷をつけてしまっては元も子もありません!
愛車を輝かせるための重要なコツをマスターしましょう。
・力は入れずに「泡を滑らせる」感覚で
洗車傷の主な原因は、力を入れてゴシゴシ擦ってしまうことです。
スポンジにたっぷりの泡を含ませ、その泡がクッションとなって汚れを包み込むようなイメージで、「優しく、1回撫でるだけ」で洗いましょう。
摩擦を最小限に抑えることが、傷を防ぐ最大のポイントです!
・スポンジ・タオルの使い分けを徹底する
ホイールには砂や泥、硬いブレーキダスト(鉄粉)が付着しています。
これが付着したスポンジやクロスをボディに使うと深刻な傷につながります。
スポンジやクロスに付いた砂や汚れをバケツの水で洗い流すことで、スポンジやクロスに挟まった砂粒等でボディを擦るのを防げます!
・水シミ(ウォータースポット)を絶対に防ぐ
直射日光を避けることはもちろん、洗い流したらすぐに拭き取ることが重要です。
特に夏場や乾燥した日は、ルーフの一部を洗ったらすぐに洗い流して拭き取り、場所を移動しながら作業を進める「パネルごとの作業」も有効です!
・仕上げのワックス・コーティング
水分を完全に拭き取ったら、お好みでワックスやコーティング剤を施工します。
これにより、ボディに艶が出て、汚れが付きにくくなるという効果があり、次回の洗車が格段に楽になります。
初心者には、スプレーして拭き取るだけの簡易コーティング剤が、ツヤ出しと撥水効果を同時に得られるのでオススメです!
・内装の掃除も忘れずに
外装がピカピカでも、車内が汚れていては台無しです。
掃除機でフロアマットやシートのゴミを吸い取り、内装用のクリーナーでダッシュボードやプラスチック部分のホコリや皮脂汚れを拭き取りましょう。
車内環境を整えることで、ドライブがより快適になります!
・日常の簡単なメンテナンス
鳥のフンや虫の死骸など、酸性の強い汚れを見つけたら、すぐに濡らしたタオルなどで優しく拭き取りましょう。
これらは放置すると塗装を侵食し、シミの原因になりますので、早めの対応が車をきれいに保つ秘訣です。
こういったシーン用のシートも売っているので、車に1つは置いておいてもいいかもですね!
初心者でも安心して洗車を始めよう
洗車は、愛車への愛情を深める最高のメンテナンスです。
今回紹介したのは、あくまでも初心者用の最低限のもので、突き詰めていくと必要な道具や工程もどんどん増えていきます。
洗車をしたことが無い方や、時間が取れずに普段は洗車機に突っ込んでいるだけの方は、今回ご紹介したステップとコツを参考に、愛車の洗車にチャレンジしてみてください!
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