教習所が決まれば、あとは入校して走りきるだけ!
今回は、入校から最後の審査までについて私の経験を踏まえて解説していきます!
この記事を読むと、入校手続きで何をするのか、技能教習で特に苦戦するポイントとその克服法、審査で失敗しないコツがわかります。
ちなみに初回の教習までにYouTubeなどの動画で予習しておくと、MT車の運転のイメージができるのでオススメです!
まずは入校手続き
まず入校に関しては教習所に申し込んだ際に必要書類や流れの案内があるので、それに沿って忘れ物が無いように進めましょう!
〇入校初日にすること
- 書類の確認と提出:運転免許証や住民票といった事前に案内された書類を提出します。
- 種類の記入:申込用紙や教習生カードに氏名や住所といった必要事項を記入します。
- 料金の支払い:教習料金の支払をします。
- 視力検査:視力の検査をします。
- 写真撮影:教習生手帳用の写真を撮影します。(事前に撮影し持っていくパターンもあります)
漏れの無いように進めることができれば、混雑状況にもよりますが約30分ぐらいで入校の手続きは終わります。
ちなみに初めての教習の際はあった、丸を書いたりする適性検査は限定解除だったからか無かったです。
AT限定解除の技能教習を解説
「AT限定解除の教習は難しい?」「エンストばっかりで嫌になりそう…」
AT限定解除を決意したものの、実技への不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
私も最初は同じ気持ちでしたが、MT車の運転は決して特別な技術ではありません。少し慣れれば誰でも、ある程度スムーズに運転できるようになります。
この記事ではAT限定解除の技能教習がどのようなものか、ポイントごとに私の経験を交えて詳しく解説します。
〇AT限定解除の技能教習
技能教習内容はAT免許の時とほとんど変わらず、変更点はMT車で行うということぐらいです。
内容は主に
発進、加速(40km/hまで)、減速、踏切、坂道発進、方向転換、クランク/S字クランク
といった内容になりますが、ここにクラッチ操作・ギアチェンジが加わるので最初は難しく感じるかもしれません。
普段からAT車を運転する方は運転自体には慣れているので、クラッチ操作とギアチェンジだけに集中すればいいので直ぐに上達すると思います。
私の場合、1時間目の前半はエンストしまくりでしたが、少しずつエンストも減ってきて、2時間目には教習内容を一通り終わらすことができました!
〇クラッチ
MT車を運転する上で、最も重要なのがクラッチです。
クラッチはエンジンとタイヤ(トランスミッション)の間にあって、その動力をつないだり切ったりする役割を担っており、クラッチ操作は発進、加速、減速、停車など全ての動作で行います。
このクラッチ操作に慣れれば、あとはAT車と一緒なので安心してください!
そもそもエンジンは常に一定の速度(回転数)で回っているわけではなく、アクセルを踏めば回転数が上がり、アクセルを離せば回転数は落ちていきます。
一方でタイヤは発進時から停車時までエンジンの回転数と関係なく様々な速度で回ります。
クラッチがないと、エンジンをかけた瞬間にタイヤに動力が伝わり車が急発進してしまったり、ギアチェンジをしたらエンジンとタイヤの回転数が合わずにギアが壊れてしまいます。
そうならないようにクラッチはエンジンとタイヤの回転数を合わせるための調整役として機能し、スムーズな発進や変速を可能にしているのです。
クラッチを踏む=動力を切る クラッチを離す=動力を繋ぐ
まずはこれを覚えましょう。
教習の初日は、このクラッチ踏む/離すの操作に始まり、クラッチゆっくり離して動力を伝える「半クラッチ(半クラ)」の感覚を徹底的に体に覚え込ませます。
最初は、なかなか思うように発進できず、何度もエンストしてしまうかもしれません。
しかし、エンストはMT車を運転する上で誰もが通る道なので、恥ずかしがる必要は全くありません。焦らず少しずつ半クラッチの感覚を掴んでいきましょう。
教習でのエンストはクラッチを勢いよく離していることが原因のほとんどなので、ゆっくりとクラッチを離しつつ車が動き出す半クラッチの部分で少し我慢するのがポイントです。
またエンストする前は車が「ガタガタ」と震えだすタイミングがあるので、そのタイミングでクラッチを踏んで動力を切ってしまえば、基本的にはエンストすることはありません。
とはいえクラッチの押し返す力はかなり強いので、意識して我慢しないとクラッチが勝手に上がってきてしまいますので、最初は半クラッチの部分で我慢する意識をかなりした方がいいと思います。
私も自分ではゆっくり離しているつもりでも、半クラッチの部分で我慢せずそのまま無意識に繋げてエンストしまくりでした。(教習中に口では我慢と言いながらも、勝手に左足が動いていたので教官に笑われました笑)
ちなみに慣れない左足の操作で、初日の教習だけで左足が筋肉痛になるかと思います(>_<)
〇加速と減速
半クラッチで発進したら次に加速と減速です。
まず加速ですが4速で40km/hまでスピードを出す必要があります。
実際の公道で40km/hというと大したスピードではありませんが、教習所の短い区間+慣れないMT車というシチュエーションになると想像以上に難しく感じます。
教習所によっては停止した状態からのスタートや、加速したいけど前の車がいることで一旦ストップといった場面もあるかと思います。
ポイントは前半に素早くギアを上げて加速+後半に余裕を持つことです。
加速に関しては1速から2速は丁寧(半クラッチを意識)に、3速から4速は多少雑に繋いでもショックがあるぐらいなので素早く4速まで入れて、スピードを40km/hに乗せましょう。
次に減速ですが加速区間の半分ぐらいまでにスピードを40km/hに乗せ、40km/hに乗ったことを確認したらフットブレーキで一気に減速します。
おそらく減速した先はカーブになっていると思うので、カーブに入る前にしっかり減速し4速から2速にギアを落としてからカーブに入ります。
ポイントはフットブレーキで早めに減速+カーブに入る前に余裕を持って2速に入れることです。
十分な減速とギアチェンジができない状態でカーブに入ってしますと、カーブで外に膨らんでしまったり、カーブの最中にギアチェンジをして難易度が上がる等になりますので、カーブに入る前に全て終わらせて、余裕をもってカーブに進入しましょう!
〇坂道発進
いよいよ最大の壁である坂道発進です。
多くの人が「AT限定解除の最大の難関」と感じるポイントかもしれません。
坂道発進とは坂の途中で車を止め、サイドブレーキを使いながら、クラッチとアクセルの微妙なバランスを取って発進します。
ポイントは半クラッチを感じる+アクセル平地よりも少し踏み込むことです。
まずはアクセルを平地よりも少し踏み込み、エンジンの回転数を上げます。
次にクラッチをゆっくりと離していき、車の振動が変わる「半クラッチ」のポイントを見つけ、半クラッチの状態で車が動き始めると同時に、サイドブレーキを下ろし発進します。
半クラッチを探していると車体が浮き上がるタイミングがあるの、そこが半クラッチになります!
ここで注意なのが、半クラッチが見つかったと安心したタイミングでアクセルが緩みがちなので、アクセルはちょっと踏みすぎぐらいをキープするといいかもしれません。
審査
最後は教習で習ったことを審査で発揮するだけです!
審査では車に乗り込む所から車を降りる所までが審査の対象になりますので、ドアの開け閉め、シートやミラーの調節、目視での確認などを普段以上に徹底しましょう!
ミラー等が合っていても少し触れたり、大げさに首を振って声に出して巻き込み確認するなど「私はちゃんと確認してますよ!」とアピールするのが重要です。
最初はうまくいかないかもしれませんが、何度も繰り返し練習すれば必ずできるようになります。
AT限定解除の教習はMT車の操作を学ぶだけでなく運転そのものの楽しさを知る時間でもあります。ギアチェンジで車をコントロールする感覚は、AT車にはない「車を操る」楽しさを感じることができます。
エンストしても坂道で後退しても大丈夫!
全部ひっくるめて全力で楽しみましょう!
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